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カリフォルニアで培った珠玉の創作料理。 Cafe avenue

りせっとcafeの店主、大井さんにお話をうかがいました


成功しているカフェ・喫茶店のオーナーを中心に繁盛の秘訣を探るべく「デザインのぼりショップ」がインタビューを行っていきます。東武スカイツリーライン谷塚駅から車で20分。歩くと30分以上かかるだろう、少し辺鄙な住宅街に、突如大きなレストランが現れる。それが今回取材をさせて頂いた『カフェ アベニュー』さんである。初めて足を運んだ人は、老舗のビストロ風の立派な外観にまず驚きつつ、“アメリカンリゾートスタイル”と“和風ハンバーグ”と書かれたのぼり旗のコラボレーションに思わず“?”が頭に浮かんでしまうだろう。でも、そののぼり旗に誘われて入ってみれば、シェフの柴山光一郎さんが熟練の腕を振るった最高の料理が待っている。カリフォルニアのジャパニーズスタイルレストランでイチから作り方を教わったという名物の“カリフォルニアロール”や、“和風ハンバーグ”は、地元、谷塚はもとより草加界隈ではかなり美味しいと評判なのである。しかし、店が銘打つアメリカンリゾートスタイルとはこれ如何に?

カリフォルニアロールが、柴山さんを料理人の道へ誘った。

ウチの名物は、何といってもカリフォルニアロール。アメリカンリゾートと言えば、ステーキじゃないの? と突っ込まれそうですが、僕のルーツがこの料理にはあるんですよ。と言うのも僕は18歳のときにパイロットを目指して、カリフォルニアに留学したんですが、そこで料理に目覚めてしまって……。1996年当時のアメリカはまさに円高の頃で日本人が多かったからか、アメリカでの和食ブームだったのか、ジャパニーズスタイルレストランが多かったんです。どんなものかとちょっと興味本位で入ってみたら、想像していたものとだいぶ違っていて衝撃を受けたんです。刺身とか寿司とかメニュー自体は日本とさほど変わらないんですが、調理方法や味付けの仕方がまるで別次元。今でこそ、日本人の間でも一般的になりましたが、“カリフォルニアロール”は衝撃的な組み合わせと、美味しさだったんです。アボカドとまぐろが一緒になっているなんて考えられなかった。土地も作る人種も変われば、日本食ってこんなにもポップで面白いものになるんだと思い、一気に料理の道へと心が傾きました。これはパイロットをやっている場合じゃないと。早速、オレンジカウンティの老舗と言われるジャパニーズレストランに頼み込んで入れてもらいました。それから面倒見のいい親方の元で、アメリカ式日本料理の勉強をしてきました。途中、カリフォルニアの寿司コンテストで3位入賞したり、さらに店の2番手を任せてもらえるようになったりと、気づけば12年が経っていました(笑)

カリフォルニアから谷塚へ。夢だった自分の店をオープン。

我武者羅に料理に打ち込みつつも、プライベートではサーフィンにゴルフ、スノーボードなどを楽しみながら、アメリカでの生活がやっと板に付いてきた時には30歳。いつかは“我が城を築きたい”という思いが一気に強まったという柴山さん。
アメリカでの生活は本当に楽しくて一時はグリーンカードの取得も考えましたが、自分の店を作るなら、“日本”だという思いがありました。30歳という年齢もいい節目だということもあり、しかも親父が経営していた画材屋の土地が余っているという話を聞いて、すぐに日本に戻ってきました。谷塚には居酒屋や定食屋、ファミレスなどはあるけど、レストラン然とした料理店はあまりなくて、これは僕の出番だという思いもありましたね。どうせなら自分が学んできた全てをぶつけてやろうと。人種も料理も膨大に交差するカリフォルニアのように、ひとつの料理スタイルに縛られず、和食でも、イタリアンでも、フレンチでも、何でもある。だけど、その背景に一貫したお店の“テイスト”をしっかりと感じさせる“ごった煮”じゃない料理を作ろうと。それが僕の目指す“アメリカンリゾートスタイル”だったんです。そして、いろんな人、いろんな料理が交差する“大通り”のような店になればと、『カフェ アベニュー』と名付けました。

いいのぼり旗に出合えたことが、お客さんもやりがいも増えました。

当時を振り返ると、オープンしたばかりのアメリカンリゾートスタイルのレストランをいろんな人に知ってもらうのに苦労したそう。美味しい料理を提供すれば地元では自然と認知されるだろうと思ったそうだが、たまたま通りかかった“地元”ではない人から見てみたら住宅地の中のこの巨大な店が一見何なのか分かりづらいのではないかという心配もあったそう。そこに救いの手を差し伸べてくれたのが、のぼり旗だったのである。

新規のお客さんを呼び込むにはどうすればいいのかと試行錯誤の日々。「せっかくバスが行き来する交通量も多い道路に面しているのにもったいないよ」と常連さんにも言われてしまって……。そんな時、急に閃いたんですよ。そうだ、のぼり旗を出そう! そうすれば、何の料理を出しているのか一目でわかるじゃないか。早速、インターネットで検索して、たまたま「デザインのぼりショップ」のホームページに辿り着いたんです。そしたら、他と比べて、ポップで可愛いデザインのものがたくさんあるじゃないですか! ウチの重厚感ある外観を少し和らげてくれそうだしと、まずは“ランチ営業中”ののぼり旗を立てたんです。そしたら、新規っぽいランチのお客さんが急に増えたんです。それから“専門店のパスタ”や“あっさり和風ハンバーグ”などののぼり旗を徐々に増やしていって、今度は「ハンバーグ食べに来ました」とか「ランチまだやってますか?」というお客さんがさらに増えたんです。のぼり旗ってこんなにも反響があるのかと驚きましたね。オープン当時から立てていればと少し悔やんだり(笑)。そうやって“旗”を増やしていく中で、同じデザインの旗を3本固めて立てるとかなり反応がいいぞ! と自分なりのルールもできたり(笑)。闇雲に立てるだけじゃなく、お客さんの脳内にどうしたら“ハンバーグ”や“パスタ”というものがナチュラルに刷り込まれていくかと考えていますね。その旗を見て来店したお客さんが、スキレットで出されるジューシーなハンバーグを見て、さらに驚いてくれるという好循環も生まれました。最近はランチだけじゃなくて、お弁当の販売もするようになったのですが、“のぼり旗”効果なのか、そっちの注文も入るようになりまして、本当に嬉しい限りです。そろそろ店の看板メニューであるカリフォルニアロールののぼり旗を作らないといけませんよね(笑)。

(DNSニュースレターvol.11 2016/7/21発行分より抜粋)

cafe avenue
代表者:柴山 光一郎 さま
所在地:〒 340-0026 埼玉県草加市両新田東町68-1
最寄駅:東武スカイツリーライン谷塚駅より車で20分
TEL:048-928-2210
営業時間:平日 11:00~15:00
定休日:毎週月曜日

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