〇〇にいってみた!

函館のBAY DEERに行ってみた

函館と言えば、一般的には何を想像するでしょうか。港や朝市、日本三大夜景のひとつ、函館山からの夜景、幕末最後の闘いが繰り広げられた五稜郭。函館は、江戸時代の日本の開国に伴い、急速に西洋のカルチャーを吸収した街です。そのため、街の至る所に、西洋風の美しい建物が残されています。今回は、そんな函館で見つけた「BAY DEER」をご紹介します。

異国情緒漂う函館にピッタリの隠れ家カフェ

函館駅から路面電車で約3分。十字街で下車して、観光地として有名な函館金森赤レンガ倉庫を目指して歩くと、BAY DEERが見えてきます。深い焦げ茶の色の外壁が目印です。玄関を開けると、木製のオシャレな階段。それを上がって2階に行くとお店になります。全体的に木目調の床やインテリアで統一され、そこかしこに観葉植物や灌木、ドライフラワーなどが美しく添えられています。大切な人と過ごしたくなるような奥まったソファー席から、気軽に使えるテーブル席、窓に面したカウンター席。そして店の中心に構える木製のキッチンカウンター。どことなく、北欧のインテリアを彷彿とさせるセンスの良さを感じます。

カレットにデザート、舌も目も満たしてくれる

お店のイチオシはガレット。この日は生ハムのガレットのセット(1000円)をいただきました。これが実に美味しい。ちょうどいい具合に火の通った目玉焼きから卵黄がとろけ出ます。それが、ガレット生地や野菜や生ハムに絡んで、非常に美味。セットだと、サラダとスープも付いてきます。更に凄いのがデザート。美しいワイングラスに入ったアイスクリームはセットのおまけとは思えないクオリティです。

DIYで“欠陥”もあたたかい

カウンターに立っていたオーナーに伺ったところ、こちらのお店、ご兄弟で経営されているとのこと。「元々飲食店だったところが空き家になっていて、カフェを始めることにしました。元飲食店とはいえ、内装はかなり手を加えました。DIYでコツコツ作って……なので、たまに欠陥もあるんですよ。」と苦笑い。でも、見たところ欠陥どころか何の違和感も感じないし、非常に温かみのある店内でした。

お店の名前はまさかのひらめき

「BAY DEER」というお店の名前について伺うと、オーナーがまた苦笑い。「実は、店名が決まる前に何故かロゴマークを思いつきまして。それがトナカイのデザインだったんです。トナカイは英語で「reindeer」。ここは港の街函館で、近くには函館金森赤レンガ倉庫もある。そういう意味から頭に「BAY」を付けて、“BAY DEER”としたんです。順番がおかしいですよね。」とのこと。でも、それでもしっくり来るのがすごいところ。もしかしたら、このお店の、「洗練されているけど、いい感じで肩の力が抜ける雰囲気」は、オーナーのこういった気質からにじみ出ているのかもしれません。函館に行った際には、ぜひ足を伸ばしてみてください。

BAY DEER
所在地040-0053 北海道函館市末広町14-1 ウェストサイドテラス 2F
最寄駅 十字街電停から徒歩5分
TEL 0138-24-0730
WEB http://baydeer.wixsite.com/baydeer
営業時間 11:30~22:00
定休日 火曜日

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