〇〇にいってみた!

椎名町にある「シーナと一平」に行ってみた

池袋駅から西武池袋線で1駅。椎名町駅前から徒歩4分ほどの商店街の中に、地域系の雑誌にも取り上げられるカフェ兼旅館「シーナと一平」があります。今回は人が集う場所としてのカフェの姿を紹介します。

トンカツはメニューにありません

「シーナと一平」を探すのは簡単なようで難しい。目的地は駅から近いのに、地図が指し示す場所に行くと、「とんかつ一平支店」という大きな看板。外見も、いかにも昔ながらの街のとんかつ屋さんという雰囲気だ。「あれ、これってカフェ?」と思って覗き込んで見ると、中は綺麗にリノベーションされている。実はこちら、20年ほど前まではとんかつ屋さんだったものの、ご主人が急逝。お店は閉めてしまったがご家族の意向で看板は残し、その後何度か形態を変えて、いまの「カフェ兼旅館」という形に落ち着いたそうだ。

たたみとちゃぶ台のほっこり和カフェ

店内はキッチンスペース、カフェスペース、土間スペースに分かれていて、この日は土間部分で他の飲食店の方がポップアップ・ストアを構えてお菓子を売っていた。こういう催し物も度々あるとのこと。
たたみスペースに上がって、いくつか並べられたちゃぶ台の一つに座り、黒蜜きなこアイスセット(760円)を注文。室内はリノベーションしても和のテイストで統一されている。なんとも心がくつろぐ空間。

旅館としてのシーナと一平

たたみスペースの奥は宿泊施設になっている。池袋の隣駅で都心へのアクセスも良く、古き良き商店街が残る椎名町は、実は外国人旅行客に人気の街。カフェを始めたのも、実はそんな外国人と地元の人が自然に触れあうきっかけになればという思いがあったそうだ。そして意外なことに、外国人以外にも、東京に出張に来たビジネスマンにも人気とのこと。ホテルには飽きてしまった出張族にとって、都心にアクセスも良く、一風変わったこの手の旅館は人気なのだそうだ。

地元の人たちが自然と集まる場所づくり

実はこちら、通常のカフェ営業は金・土・日の日中のみ。それ以外の時間はセルフカフェ&習い事教室としてオープンしているとのこと。自分でお茶を入れて自由に過ごしたり、ワークショップを開いたり、キッチンを借りてイベントごとをしたり、それぞれが思い思いの企画を立てて、人が集まる要の場所になっています。また、社長さんがカーテンの会社を経営している関係で、店内にはミシンが置いてあり、こちらも使うことができます。
コミュニティ作りにはここ数年注目が集まっていますが、地元の人たちが集う場所でもあり、外国人と日本人がつながる場所でもあるシーナと一平。非常に奥が深いカフェでした。

シーナと一平
代表者 日神山 晃一さま
所在地 〒171-0051 東京都豊島区長崎2-12-4
最寄駅 西武池袋線 椎名町駅より徒歩4分、東京メトロ有楽町線・副都心線 要町駅より徒歩15分
TEL 03-5926-4410
WEB http://sheenaandippei.com/
営業時間 金・土・日 12:00〜18:00
定休日 月~木(セルフカフェとして営業)

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