行きつけのカフェがある暮らしって、素敵だと思いませんか?
今回は「ちょっと聞いてよ、マスター」なんて、常連さんが次々と入ってくるカフェ、荻窪の「A bientot」に行ってきました。
家でも職場でもない、ほっと寛げる場所
珈琲の香りと、楽しいおしゃべりに癒される時間。最近では、「サードプレイス」という言葉もあるように、家でも職場でもない第3の居場所として、カフェに価値を感じる人が増えているようです。
今回お邪魔したのは、荻窪駅南口の住宅街にある「A bientot」というカフェ。決して賑やかなエリアではないのに、常連さんが途切れることなく入って来ては、カウンターに腰掛け、楽しいおしゃべりに花を咲かせているのが印象的でした。まさにサードプレイスらしく、家族でも同僚でもない、緩やかな人間関係に癒される空間なのかもしれません。
世界中から集めた豆で、こだわりの一杯を
ここで私がいただいたのは、ミルクに合うというブレンドコーヒーのノワール(深煎り)。豆の品揃えは、ワールドワイドに10種類近くあり、店内にある大きな焙煎機で、マスターが毎日焼いているのだそうです。珈琲は焙煎したときから酸化が始まるといいますから、“煎りたて”というのは、とても贅沢な状態なんですね。ちなみに豆は、買って帰ることもできるので、自宅でも本格的な味が楽しめそうですよ。
さて、「A bientot」の珈琲は“煎りたて”なだけでなく、“挽きたて”でもあります。豆は注文を受けてから挽き、1杯1杯マスターが丁寧にネルドリップで抽出。こういう小さなこだわりが、味に大きな違いをもたらすのだそうです。珈琲に詳しくない私は、よくTVCMで目にする“煎りたて”“挽きたて”といった表現の意味すら分かっていませんでしたが、実は珈琲がドリンクになる過程には、味を楽しんで欲しいという想いから始まる、たくさんのこだわりが凝縮されていたんですね。
珈琲が苦手でも楽しめます
珈琲へのこだわりが、香りとなって充満しているようなお店「A bientot」。実は珈琲だけでなく、軽食メニューも充実しています。口コミで人気があるのは自家製のチーズケーキ。また、外の看板で見た「安納芋のスイートポテト」にも惹かれましたが、空腹すぎた私は結局サンドイッチを注文。もちろんこれはこれで、おいしくいただきましたよ。
というわけで、荻窪の住宅街にある「A bientot」。常連さんで賑わう理由は、おいしい珈琲を飲んで欲しいというマスターの想いが、常連さんたちの心にちゃんと伝わっているから、なのかもしれません。
A bientot
代表者 前田 真吾さま
所在地 〒 167-0051 東京都杉並区荻窪5-10-21 TYビル1F
最寄駅 JR中央線荻窪駅より徒歩5分
TEL 03-3392-6023
WEB A bientot
営業時間 11:00~21:00
定休日 月曜日