カフェブームを背景に、続々と増えているのが個性的なカフェ。カフェ＝お茶するところにとどまらず、常連さん同士がつながり、新しいものを生み出すところがあるとしたら、行ってみたくはありませんか？

世にも貴重なゲームカフェ

今回ご紹介するのは、杉並区西荻窪にある「カフェ＆ゲームバーことぶき」。このお店が目指すのは「アナログゲームを通して人と人とをつなぐ場所」ということで、カードゲームからボードゲームまで、なんと270種類を揃えるというから驚きです。西荻窪からバスという決して恵まれた立地ではないにもかかわらず、この貴重な存在を探し当て、遠くから訪れるもいるほど。

楽しさが人をつなぐ場所

オーナーの小美野さんがアナログゲームを集めるようになったのは、まさに「人とのつながり」がきっかけでした。趣味を通じた集まりで新しい仲間に出会い、その楽しさを教えてもらったんだとか。そして始めたコレクション。ラインナップを聞いてみると、モノポリーのような定番から、パッと見では遊びかたの分からないものまで、その世界は奥が深いようです。

中で最も古いのは、小美野さんがお祖母さまから譲り受けたという、木札の百人一首。そういえば子供の頃には、かるたやトランプなど家族でわいわい遊んだ思い出があるもの。つまりゲームには大人も子供もどんな人でも、楽しい気分にさせてしまう力があるんですね。小美濃さんはアナログゲームに、そんな魅力を感じているのかもしれません。

オリジナルイベントやグッズも多数

楽しいゲームいっぱいの「カフェ＆ゲームバーことぶき」。実はゲームだけでなくイベント企画も盛りだくさんなんです。例えば2月に予定されている「30分でタロットリーディングができる講座」というイベント。講師を務めるのは常連の占い師さんで、元は遊びに来ていた人が、今や一緒になって店を盛り上げてくれているんだとか。

更にそのイベントで使われるタロットは、なんとこのお店のオリジナル。タロットというと言葉や絵柄の解釈が素人には難解ですが、小美野さんはもっとイメージしやすくしたものを考案。世界広しといえども、タロットを作るカフェなんて、ここ以外にないでしょう。

おひとりさまでも大丈夫

ゲームという趣味を通して、新しい出会いやアイディアが生まれる場所「カフェ＆ゲームバーことぶき」。もちろんおひとりさまでも歓迎です。ゲームに人の垣根なし。オーナー自ら、他のグループと引き合わせてくれるそうですよ。